■ ID
| 1282 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 南海トラフ陸側斜面における表面熱流量変動の原因としての海底地滑り
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■ 著者
| 木下正高
(独)海洋研究開発機構 濱元栄起
埼玉県環境科学国際センター
U. Udrekh
インドネシア評価庁
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■ 出版元
| 日本地球惑星科学連合 |
■ 出版年
| 2010 |
■ 誌名・巻・号・年
| 日本地球惑星科学連合2010年大会、平成22年5月23日 |
■ 抄録・要旨
| 南海トラフ沈み込み帯では、これまで巨大な地震が繰り返し発生している。このような巨大地震の固着域の範囲を規定する物理要因の一つとして温度場が重要であり、これまで多数の地点で熱流量測定がなされてきた。このうち紀伊半島沖のC0008の南西0.5マイル(崖の基部で地滑りの浸食域と思われる地点)で計測された熱流量は約90mW/m2であり、BSRから見積もった平均値(約60mW/m2)に比べて有意に高い。さらにIODPによる掘削孔内の温度分布から求めた値と比べても有意に高いことがわかった。この原因として海底地滑りによる可能性もある。今後数値計算等も行い詳細に議論する予定である。このような局所的な現象による影響も踏まえ、今後地下温度構造を議論することも重要である。
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